U-20女子ワールドカップ 決勝 米国 vs ドイツ [サッカー]
米国がドイツの3連覇阻止
9月8日(土) 19:20 国立競技場
FIFA U-20女子ワールドカップ ジャパン2012
決勝 米国 1 - 0 ドイツ
得点:[米国] キーリア・オハイ(44分))、入場者数 31114人
主審:ペルニラ・ラーション(SWE)
米国の優勝を見届けました。
日本の試合が終わり、
半分以上の観客が帰ってしまい
スタジアムがさびしくなりました。
31114人は、チケットの販売枚数でしょうか。
決勝という一番美味しい試合が残っているのに
キックオフ前の何とも言えない空気感を感じる機会なんてそうないのに、
いろいろセレモニーもあるのに
もったいないですよねぇ。
日本勝利の興奮から、30分ほどして
両チーム揃ってのウォーミングアップが始まりました。
いろいろお国柄が出ますね。
ドイツは一線になってダッシュしたあと、
輪になって体操
米国のGKは3人揃ってダンスを踊っているよう。
レフェリーは皆同じです。
決まりがあるのでしょうか。
乃木坂46の歌
ちょっとミスマッチでしたが、
それ以上にミスマッチなオタ芸は、
スタンドで受けていました。
アイーダを演奏するセレモニー
シンプルですが、
厳かな雰囲気が出て良かったです。
ところで、
今大会プログラムが無料で配布されていましたが、
実はこれが観戦の役に立ちませんでした。
選手名簿に背番号が記載されていないので、
ピッチ上の選手がだれだかわかりません。
さらに試合前の選手紹介でも、
メンバーを番号順に読み上げるだけで、
FWなのかMFなのかポジションがわからない。
今回は、ヤングなでしこ目当てに来たライト層も多く、
基本的には選手の名前を知らない人たちに対し非常に不親切だと思いました。
田中、猶本は知っていても、
目の前を疾走する背番号5番が誰だかわからない
こんな状態。
ただ、日本選手については、
代表のサポーター有志が手作りのメンバー表を
配布してくれたので、これが頼りになりました。
しかし、外国の選手は全然わかりませんでした。
で、決勝を前に必死に確認。
米国は今回日本と対戦しませんでした。
4バックで、4-2-3-1のワントップが
12番のケイティ・ステンゲル
ワンバックほどの切れはないが、重量感がすごい。
3年後のW杯に出てきたら、恐怖のフォワードになっていそうです。
さらに両サイドが異常に速い。
特に右サイドバックの4番、クリスタル・ダンはスピード違反です。
ヤングなでしこは両翼が弱いのでこれから心配。
ドイツの大会唯一の失点も、
米国にサイドから崩されました。
ドイツは一貫してキックオフから猛攻で
一気に勝負を決めてしまおうという作戦でしたね。
3バックで、ボランチの2人が中盤にひかえ
前線で5人がかりで攻撃していました。
日本を粉砕したこの攻撃はパワフルで、迫力満点ですが、
前半に得点できなかったのが敗因でしょう。
後半は4バックで米国の両翼対策を講じましたが、
攻撃が大味になりましたね。
ゲルマン魂が空回りしてしまったか、
味方同士で被ってしまったり、
自らチャンスをつぶしてしまうシーンも目立ちました。
ゴールに嫌われる運のなさもあって、結局無得点。
準優勝にとどまりました。
パワーのドイツ、速さの米国 のガチ勝負。
ストラテジーを含めた総合力で米国がドイツを上回った。
そんな印象の試合でした。
女子サッカーのこの年代では、
明らかにこの2チームが抜けていますね。
日本がこの2強の上を行くは容易ではなさそうです。
表彰式には、ヤングなでしこも再登場。
銅メダルの授与式がありました。
得点王は北朝鮮のキム・ウンファ、帰国してしまいました。
田中陽子はシルバーブーツ。
あと一点獲らせかったですね。
最優秀選手(MVP) ゴールデンボール賞は、
ドイツのゼニファー・マロツァンでした。
日本も痛い目に遭いました。
うれしかったのは、MVPの次点、シルバーボール賞に
柴田華絵が選出されたことです。
今大会の彼女は本当に素晴らしかったです。
そして優勝は米国。
オリンピックに続き、妹も世界一。
おめでとうございます。
日本もがんばろう。
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