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東京ヴェルディ vs 大分トリニータ (2012 J2 第17節) [サッカー]

ヴェルディはヴェルディ

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2012年6月2日(土) 17:00 味の素スタジアム
2012 J2 第17節
 東京ヴェルディ  
 3 - 1  大分トリニータ 

得点:<東京V> 10分 杉本健勇、38分 森勇介、47分 飯尾一慶、<大分> 16分 森島康仁
入場者数 3,670人、天気 曇り
、弱風、気温 22.6度、主審:岡部拓人

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J1のリーグ戦は、日本代表のW杯最終予選がある関係で3週間お休み。
今週はJ2の試合のみの開催でした。

家でゴロゴロもなんなので、
味の素スタジアムで東京ヴェルディと大分トリニータの試合を観ることにしました。

一応、FC東京サポーターなので、
元東京で今や大分の顔とでもいうべき宮沢正史選手の元気な姿を観よう。
これを目的にしました。

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背番号32、この日も中盤の底で、右に左にボールを捌いていました。
華麗なFKは観られなかったものの、元気そう。

ちなみに土肥はサブでした。

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試合はパスワークが冴えるヴェルディが大分を圧倒。

まず10分、阿部のスルーからデカい杉本健勇(No.41)が
大分DFを振り切って抜け出し、冷静にゴールを決め先制。

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大分も16分、右サイドから(たぶん西が)ペナルティエリア内に
侵入したところをヴェルディDFに倒されPKを獲得。

これを森島が決めて同点。

点の取り合いで試合が面白くなるか、
と期待しましたが、

その後もパス回し、球際の勝負、運動量 
すべてヴェルディが大分を上回っていました。

38分には森勇介のクロス気味のボールが、
大分DFに当たりコースが変わってラッキーゴール!

後半も立ち上がりには、飯尾に押し込まれて万事休す。

ホーム連敗中だったヴェルディの快勝でした。

質が高いです。

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注目の宮沢は、パスミスもあり、
今一つ存在感を示すことができませんでした。
やはり、フリーキックを観たかったな。

大分の選手は、森島にしても、石神にしても
体格はいいけれど、切り替えが遅かったですね。

完敗でした。

大分はJ1昇格に資金面の問題を抱えていますが、
いい選手が多いし、頑張ってほしいです。

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ところで、土曜日の午後。
お天気は曇りで、暑くもなく過ごしやすい気候。

なのに、入場者数は3670人。

大分側で観戦していましたが、
大分サポーターから「少なすぎるよね」と
気の毒がる声が聞こえていましたよ。

ヴェルディの試合を観に行くと、
いつも考えさせられますね。 

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Jリーグに限らず、スポーツの試合で何が醍醐味かといえば、
感情移入してしまう、負けるとすっごく悔しい試合の観戦です。

東京サポーター目線でいえば、
近親憎悪的関係の浦和戦、同級生ライバル的な川崎との多摩川クラシコ。
それにヴェルディとの東京ダービー。
この三つが該当しますかね。

ただ、東京、浦和、川崎の各クラブ、サポーターの思想は、
Jリーグ創設時からの地域密着の理念を守ることで一致し、
何のかんの言ってもクラブが発信する文化は共通しています。

ところが、ヴェルディだけは、
覇権主義的なプロ野球の読売ジャイアンツの流れを汲んでいるので、
そもそも文化・思想の違う人たちと対決している印象で、異質です。

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味スタ3670人の現状は、
ヴェルディが地域密着を怠ったつけという見方をされますが、
裏を返せば、ヴェルディが観客として狙う
文化の違う日本人たちをスタジアムへ呼び込めない仕組みに
Jリーグがなっているとも言えるかと思います。

でも、どうなんでしょうかねぇ。

先日、FC東京はACLの決勝トーナメントで、
広州恒大に敗れましたが、あの憎たらしい金満クラブを見ながら、
日本にも、一つくらいはこういうクラブがあってもいいのかなという気がしてきました。

そりゃあ、嫌いな考え方の人間たちとはかかわり合いたくない気持ちもわかるけど、
文化の違う集団ともうまく付き合わないでオタクな世界にしてしまっては
リーグが活性化しないように思います。

Jリーグに巨人は作らないと言ったのは川淵さんだったと思うけど、
同質化=衰退、という気もするんですよね。
地域密着、スポーツ文化の発展を標榜したものの、
リーグとしては一見客が増えない Jのジレンマの部分。

ヴェルディに地域密着で観客増やせと言ってもねぇ。
東京という都市の特殊性を考えると無理な気がするし、
FC東京でさえ頭打ちで悩んでいるし、

へたに練馬ヴェルディ、になるよりは
今の思想のまま「ヴェルディ」のブランド価値を維持してもらったほうが、
東京ダービーの価値も上がるし、

FC東京にとってもメリットがあるように感じます。

ただし、東京限定でしょう。

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もちろん、それがビジネスとして成り立つかどうかが問題ですが、
豊富な資金力でスター選手を集め、
スポンサーのCMに選手を出しまくって、ただ券を配りまくる。

仮に東京都民の0.5%がスタジアムに足を運んでも
50000人ですからね。
東京に本拠地を置くクラブは、スポンサーとしても魅力があると思います。

自分が成り金だったら、ちょっとやってみたいかな。

Jリーグの既存のサッカーファンから憎まれようが、
各クラブの強大な敵として立ちはだかる。
一見客と、FC東京サポーターと思想的に合わないタイプの人たちを
スタジアムに大量に呼び込む。

こりゃ、むかつきますよねぇ。

FC東京サポーターであるあなたは、
文化の違う人たちがサポートするクラブの存在を認める度量がありますか?

ただし、リーグ戦はメディアに注目され、盛り上がるし
試合前はめちゃくちゃ気合いが入りますぜ。

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